ケープタウンのキャンプスベイは、億をかるく超える超高級住宅地。週末になると、夕日が沈む美しい白い砂浜には、多くのリッチな人々が集まり、そこらじゅうでパーティが開催されます。
そんなキャンプスベイにある小高い山の斜面に、海を臨むように作られた白亜の邸宅が「エラーマンハウス」です。1930年代にハーバードバイヤーによって建築されたこの建物は、海側から見ると4階建て、道路側からみると1階建てという、山の斜面をうまく活用して建築されています。すなわち、エントランスのある道路側からみただけでは、この邸宅の大きさを計り知ることはできないのです。10年前までは、その名の通り、エラーマンご夫妻のご自宅であった邸宅を改修し、高級邸宅ブティックホテルにコンバージョン、6室あまりの超高級邸宅ホテルとして華々しくデビュー!すぐにヨーロッパの富裕層たちを虜にしたのです。
このホテルの一番のポイントは、『絶景!』でしょう。2階部分にあるテラスラウンジからの眺めは、言葉をなくすほど美しい。私も、テラスでシャンパンを飲みながら、夕日でオレンジに染まる海をしみじみと眺めてしまいました。白亜のジョージアンスタイルの建築、緑美しい庭園、眼下に広がる海を、ひとつの額縁にはめればそれはもうアートそのもの。殆どの客室に大きなテラスがついているので、10万円近い宿泊代には、この景色代も含まれているのだと思うと、十分納得できる。それほど美しいのです~。エラーマンご夫妻は、この絶景を毎日眺めて暮らすために、その当時誰も見向きもしなかった急ながけに、邸宅を建築したのです。その建物が、100年近くたっても健全に保たれていることを考えると、相当な技術、海風による腐食を防ぐメンテナンス・・・。想像を絶するくらいのお金がかかったことでしょうね。