あたり前の家と暮らしを手に入れるための情報サイト

家づくり工務店の方へ

あたりまえの家ネットワーク からすの家

文字のサイズ 大中小

家づくりコミュニティがはじまる!

家コラム一覧
新着記事
人気ランキング
家の明細書見せます!

著者について

2007

7月

●2007年07月12日(木曜日)
第2回 「表2(工事毎の明細)」(文:岸田美毅)

Photo

↑クリックすると拡大画像がご覧いただけます。

今回は、工事毎の価格を明記した「表2」を公開します。

工事にかかる費用を、施主に公開するという取り組みをはじめて、過去2年半の間、値引きの依頼が一度もきませんでした。組織として、施主と施工者(技術者・職人)の両者の利益に配慮をした介入を心がけている限り、4%の余裕で吸収しきれなかった場合であっても、施主は積極的に清算に臨んでくれます。

そして、施工現場では、すべて原価での会話が飛び交っています。
最初出入りの業者は相当驚きますが、慣れると安心して施主との会話に参加してくれるので、問題点やコスト面の解決がストレートで早いのです。

このような取り組みは下記のモットーに基づいています。
「フェア」
善良なる管理者の努力によって下がった金額は頂かない。
善良なる管理者の努力によっても上がってしまった金額は頂く。
義務と権利。

原価以外として、施主に負担いただくのは、事前にデルタ設計の組織としての利益、A/Eマネージャーの報酬、建築士(設計者)の報酬、監理者の報酬、施工管理者の報酬です。以上(第三者保証義務も含めて)について、法人であれ法人に所属する個人であれ、純粋な個人であれ、業務委託契約を全員で1冊の契約書で締結しています。これは原則、原価や建物規模には影響されません。
施主に対し、堂々と、自分達の能力対価を要求しているのです。

Photo 長野県塩尻市K邸

構造  木造2階建
延べ水平横架材包囲面積+外部施工面積:212.59m2

この記事は星いくつ?

星星星星星

星の数を決めて「決定」をクリックしてください。

決定

コメント

2007年07月12日 19:37 by anman

オカネの問題は、結局すべて感情論に帰結するように思います。お互いに納得し、気持ちがよければ、何の問題も起こらないはずです。そのために何が必要なのか、が、難しいところですが、「オープン」という考え方には賛同します。

コメント

2007年07月16日 18:41 by 岸田美毅

この段階で既に気づいて頂けたのは幸いです。
総括の頃にお話するつもりだった事をお話しします。

お互いに納得し...ていたハズ。
気持ちよく終わ...ったハズ。

お金の問題を感情で解決してはいけないのです。
まして「問題」が、感情によって起きてもいけないのです。
「問題」は常に、双方で事前に定めたルールに基づいて可及的速やかに解決されるべき事なのです。

問題が起きる背景の一つに、施主と施工者の温度差があります。
どうも双方の悪しき利害が一致してしまうようです。

施工者は、施主に不利益なことを話したくありません。
お金を払ってくれる人に嫌われたくないからです。
「知らない方が幸せですよ」と言うハウスメーカーの営業マンすら存在します。

施主は、耳障りの良いことばっかり言ってくれる人が大好きなのです。
さらに崇め奉ってくれたなら気分は王様です。
起きるかもしれない問題や、「もしも...」「よしんば...」「まさか...」の話なんかは聞きたくもありませんから。

家作り事業は、
専門家責任として「とても耳障りな不利益事実の告知」を積極的に行う施工者と、
自己責任の概念を身に付けた事業最高責任者である施主の采配のもと、
完遂すべきなのです。

自分の家なのですから。

施主にとって一大事業のはずなのに、施工者に対して根拠の無い信頼を寄せるのは、施主として無責任でもあります。

お互いに、そうそう簡単に信用できるものなのでしょうか...

お金を払ったのに、ちゃんと作ってくれなかったら困る。
ごもっとも。

ちゃんと作ったのに、お金を払ってもらえなかったら困る。
ごもっとも。

相身互いのような気がします。

知っておくべきことを契約前に知ることは、事業最高責任者である施主にとっては大切なことです。絶対に必要です。
雇われる者の専門家責任として、たとえ耳障りなことであったとしても、施主に対して真摯に伝える義務があります。
事業最高責任者の施主は、それらのことを真摯に受け止め、理解・認識をしておく必要があります。

耳障りなことこそ、互いに積極的に開示提供し、課せられた条件を少しでも高い次元でバランスさせる必要があるのです。
『 家は、「つるしの家」を見て買うものだ 』という商慣習に慣れてしまい、きっと抵抗感のある人もいるかもしれません。しかし家づくりとは本来、施主である「だんな衆」が采配を振るうべき一大事業です。

自分の家だからこそ施主は、権利や義務について自己責任の概念をしっかり身につけておかなければなりません。
事業最高責任者である施主が事前に知っておくべきだといっても、すべてを契約書に記載することなどできませんし、もしそのようなことをしたら枝葉末節におぼれて、本当に唱いたいことが飛んでしまいます。

人間は、一つ不満な要素が出てくると、それこそ芋づる式に次から次へと不満な点を見つけ出すものです。
人間が持っている猜疑心や不審の念が顔を出してしまうのでしょう。
当然のことですが自分が一番大事ですから、何かが降りかかってくるのは避けたいですし、だまされたくもありません。

事の発端には常にコミュニケーション不足があります。
契約関係の大原則には信義則がありますが、お互いに信じ合える関係であれば、契約書面さえ交わす必要はありません。
契約書の中には、たとえ条文数は数行でもお互いを拘束(契約関係に置くという意味で)する強力な契約書も存在します。

結局は、その信頼関係をいかに構築できるかと言うことにかかっています。

コミュニケーションは、タイミングを逃しては、すべてがなきに等しい結果となります。
適時に適宜に、お互いの行動(対応)があると、互いの反応がずいぶんと違ってきます。
要所要所において胸襟を開きあえるような人間関係が築ければ、きっとトラブルの芽も摘むことができるのでしょうが・・・こんな関係を築くには、一目惚れに近い感情をのぞけばほとんどありません。
ビジネス上では無理だと思われるかもしれませんが、ビジネスでもプライベートでも人の関わりに違いはありません。

信頼関係は「築く」ものであり、最初はゼロから基礎を据えて行くべきもの。多少の時間の経過は必要です。

施主にも、設計や監理、施工管理のみならず、職人の仕事に対し、尊敬や尊重の念を持って頂かなければそんな信頼関係は成り立ちません。

相手の立場を想うことが相互になされないと、信頼関係はとても難しいのです。
究極的には、自分だけでは「いかんともしがたい」。。。。だからこそ、とても難しいということなのです。

どんなことでも丁寧に、速やかに、遅滞なく、正直に話し合い、その時々の互いの行動で、互いに理解し合うほかないのです。




情報を記憶する

(HTMLタグを一部使えます)

友達のメールアドレス[必須]

あなたの名前[必須]

メッセージ

 
 

ページの先頭へ戻るページを印刷する

「あたり前の家」ネットワークお問い合わせ個人情報の取り扱い

検索キーワードサイトマップ

© 2007-2008 X-Knowledge, All Rights Reserved.