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●2007年10月10日(水曜日)
「おとぎの国の漁師の家」 (1)

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端切れを合わせるように組み合されたタイルのパッチワークは、モロッコ国内で流行
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ジョエルさん。中庭で。撮影:ジル・レナルディ
 
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モロッコは、北は地中海に、西は大西洋に面した海洋国です。1年を通して貿易風(アリーゼ)に撫でられるこのエッサウィラを最初に愛でたのは、紀元前のフェニキア人。その後、大航海時代にはポルトガル人たちに「モガドール」と名づけられ、新大陸への寄港地として賑わいました。
 この町は、モロッコ人が「1度は行ってみたい」と憧憬する町でもあります。また、「グナワ」と呼ばれるモロッコの伝統音楽集団の出身地であることや、画家や彫刻家などの現代芸術家の多く住んでいることでも知られています。エッサウィラという名前は、モロッコの言葉で「美しく整備された街」という意味で、フランス統治時代に都市整備されたのが名前の由来です。
 1960年代に、ジミ・ヘンドリックスがこのエッサウィラを気に入り、隠れ家にして住んでいました。それからというものの、世界からアーティストたちがこの町にやってきてアトリエを構えるようになりました。フランスからやってきたヘア&メイクアップアーティストのジョエルもそんなひとりです。10年ほど前に雑誌撮影のために訪れて一目ぼれをしてしまったという彼は、2度目にやってきたときに、朽ち果てて半ば廃墟と化していた漁師の家を買うことを決意しました。修築が終わった彼の家は、まるで、おとぎの国。「モロッコ版・不思議の国のアリスの家」と呼ぶにふさわしい、キュートで幻想的な世界をつくりあげました。

続きは「世界のあたり前の家 手わざの光るモロッコ暮らし」(エクスナレッジ刊)をご覧ください。
1500円+税
ISBN978-4-7678-0647-1

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