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●2007年12月21日(金曜日)
「生まれ変わったリヤド」(クロード・ジェローム、モロッコ編)

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タンスの扉には東南アジアで見つけた取っ手を付けて、無国籍風にアレンジしている
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かつてパティオ(中庭)だったところに、屋根がつけられています。 屋根はガラス製のため、太陽の光は従来通り入ってきます。
 
スペース

 クロードは、フランスのラジオ局で長い間にわたって政治レポーターを担当していた知的なフランス人女性です。3人の息子さんが成人して巣立ったことをきっかけに、4年前、太陽を求めてパリからタンジェに引っ越してきました。彼女が見つけた家は、旧市街(メディナ)のど真ん中。タンジェのメディナは、フェズやマラケッシュのものに比べたら小規模なのですが、それでも迷路のように複雑なことには変わりありません。

 
――マラケッシュなどと違って、タンジェのメディナのなかには、大きな家は数少ないのよ。
だから、不動産屋にリヤドが売られているという情報をもらったときは興奮したわ。

でもね、この家、とうてい人が住めるような状態ではなかったの。
もともとは裕福な家族の持ちものだったのでしょうけど、メディナのなかに住むということが、モロッコの人にとっては流行遅れだったのよね。
伝統的な屋敷を修築することは、新しい家を建てるよりもお金と時間がかかるものだし、水や電気などのインフラも不充分なので、モロッコの若い人たちは、メディナを捨て、郊外に現代風の家を建てて住んでいるの。

それで、長い間、誰も省みなかったこの家は、幽霊屋敷みたいな状態になっていて。
でも、私にはピンとくるものがあった。手をかければ、素敵な家に再生できるって確信があって、即座に契約したわ。

まず最初にしたことは、朽ちた建材を捨てること。400・近い広さのある古い屋敷だったので、なんと、1トントラック54台分のゴミがでたわ。


こう言いながら、クロードは、購入したころの家の写真を見せてくれました。修築には、住めるようになるまで15カ月を費やしたといいます。

続きは「世界のあたり前の家 手わざの光るモロッコ暮らし」(エクスナレッジ刊)をご覧ください。
1500円+税
ISBN978-4-7678-0647-1

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