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●2008年01月11日(金曜日)
パリの住宅事情  Loi 48 48年法

 
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戦後の経済成長にともなうインフレ期、不動産は急騰しました。そうした状況下、貸家に住むパリジャンが住居を失うことがないようにつくられた法律が“ロワ・キャラン・チュイット=48年法”と呼ばれる住宅法です。持ち家がないパリジャンも、持ち家がある人と同様に、経済的に安定した生活を送れるように配慮されてつくられた法律です。経済的な格差社会を縮小するために有効な法として現在でも引き続き適応されています。

適用されるのは1948年9月以前に建てられたアパルトマンで、家賃は居住面積によって決定されます。賃貸期間は基本的には無期限。居住者に退去してもらうためには、最低でも数年前の告知が必要となっているそうです。家賃は、毎年7月に修正されますが、いくらインフレになったとしても、居住中の家賃を急に値上げすることはできません。家賃の上昇率は、年間に数パーセント未満であることと法律で決められているのです。ですから、通常のアパルトマンとは比べものにならないほど安く借りることができるのです。激安アパルトマンに住んでいるパリジャンがいたら、きっと48年法の恩恵をうけていると思ってほぼ間違いないでしょう。

「世界のあたり前の家 ふだん着のパリ住まい」(エクスナレッジ刊)では、
このほかにもパリの住宅事情として、
「アパルトマンの価値とリフォーム」
「ベルトー工場はクリエイターのアパルトマン」
「すきま建築流行のきざし」
をテーマにしたコラムを掲載しています。
是非ご覧ください。
1500円+税
ISBN978-4-7678-0646-4

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