エゴコロハウスをつくる上で、シンケンの迫さんや「あたり前の家」ネットワークのスタッフのみなさんで次のようなコンセプトを描き、
本格的に家づくりが始まりました。
◆自然とともに暮らすための家
◆日々の地域交流や菜園づくり、ダイビングなど、アクティブに自然と関わる暮らし実現のための基地(センター)
◆家が周辺の自然と一体となった景観づくり
そこから導き出された具体的な家づくりの内容が、次の8点でした。
★「敷地の力をとことん生かす」
★「小さく住まう」
★「長持ちする家」
★「融通の利く間取り」
★「自然の力を最大限に利用する」
★「汎用性の高い素材・工法で建てる」
★「自分たちでできることは自分でやる」
★「国産材を利用する」
今後の連載では上記8つのポイントについて、少しずつご紹介していきたいと思います。
今回は最大のポイントである、「敷地の力をとことん生かす」について簡単に紹介したいと思います。
以前、この欄でもご紹介しましたが、眺めを気に入り、また周囲に緑もたくさん残っているため、この土地を購入したのです。が崖を後ろに控えたこの土地は家を建てるには不向きだったのです。しかし、このデメリットを下記の考え方でクリアしました。
■傾斜に沿った造成と家のかたち
周辺の景観と家が自然になじみます。また大地と各階の高さの関係に変化が出ることで、家の内部と外側との応答性に楽しさが生まれます。
■「余白」を生かした家の配置
敷地をすべて造成しなおすのではなく、なるべく自然のかたちや土壌の状態を生かしています。生態系へのダメージを最小限にするとともに、樹木や土壌により生み出される自然で心地よい通風や雨水の浸透による水の調整作用などが期待できます。
■太陽の熱を利用することを考えた家の向き
冬場でも、陽だまりのような暖かさを家のなかで実現するための工夫です。詳しくは「自然の力を最大限に利用する」の項で紹介します。
■景色を最大限に取り入れる間取り
眼前に広がる太平洋の美しい景色を最大限に取り入れると同時に、あまり美しくない人工物を庭木などで上手に隠せるように計画されています。
(つづく)